アフィリエイト広告を出稿したときに悩むのが「自社サイトとアフィリエイトサイトの競合」です。
ここでは広告主向けに、アフィリエイターとSEOで競合した時の対処法と考え方を説明します。
対処法1.
自社の商標キーワードをヘルプページで完全網羅する
最大の解決策は「公式サイトがユーザーの細かい疑問に答える」ことです。
自社サイト内にヘルプページを作成して、ユーザーが検索しそうな言葉でページを細かく作ることで、アフィリエイターに検索上位を取られることを防げます。
アフィリエイト 専門家 室屋清隆公式は強いので、商標キーワードで本気で記事を作られるとアフィリエイターはまず勝てません(記事の質にもよりますが)。
例えば、ミネラルウォーター「いろはす」のブランドページには、以下のようにヘルプページで細かく読者の質問に答えています。


コカ・コーラ社は「いろはす ph」「いろはす 沸騰」「いろはす 風車」など、非常に細かい検索ニーズに答えています。
このようにまずは、自社名やサービス・商品名が入ったキーワードを網羅してページ作成しましょう。
キーワードは「ラッコキーワード」というツールを使うと一覧に洗い出せます。例えば「いろはす」を例にすると、以下のようなキーワードを抽出できます。


ページを作り込む必要はないです。凝ったデザインや画像・動画制作は不要です。
ツールで抽出されるキーワードは、実際に世の中で検索されている言葉です。つまり、お客さんの疑問が具現化したものです。
500文字くらいの短いテキストだけでも良いので、公式から情報提供することで上位表示はできます。
ネガティブなキーワードでも作成する
自社サイトにページを作るときは、ネガティブなキーワードも網羅しましょう。
アフィリエイターは「危険性」「怪しい」「解約方法」など、公式サイトが隠したがる情報を狙ってきます(ネガティブキーワードと呼ばれます)。


例えば、上記の画像のように「いろはす 体に悪い」と検索すると、別商品を紹介するサイトが上位表示されています。
このように、ネガティブキーワードで他者に上位を取られると、見込み顧客を他者に奪われたり、言われたい放題になり、自社でハンドルを握れなくなるのがデメリットです。
- 競合のサービスにお客さんが流れる
- デメリットの説明だけで記事が終わり、弁解・カバーできなくなる
- 不正確な情報が掲載されて、クレームにつながる(公式サイトに情報がないと、憶測で書かれてしまう)



アフィリエイターは、より報酬が高いサービス・商品を紹介したがります。そのため、ネガティブキーワードで検索上位をとられると、競合のサービスに見込み顧客が流されることが多いです。
そのため、あえて自社でネガティブキーワードを狙った記事を作り、ユーザーの疑問に細かに対応することが大切です。
例えば、ソニーが運営するインターネット回線「NURO光」では、上記の画像のように「NURO光 遅い」というネガティブキーワードに対応しています。





ちなみに、アフィリエイターが作るネガティブキーワード記事には「危険じゃない!」「怪しくない!」などフォローするものも多いです。
アフィリエイターも、誹謗中傷でメーカーに訴えられたくないので。
アフィリエイターは商標サイトが好き
アフィリエイターは、宣伝したいサービスや商品に特化した「商標サイト」をよく作ります。
さあ、今日もブログやるぞ!
— スナ@SEOマーケター・検索1位製造マシン (@lovetravel425) September 10, 2024
新規記事2つ!
今日のひとこと
「商標系サイトは、成約率も高い」
商標系のキーワードで書いてるサイトは、成約率も高いです そりゃそのキーワードで検索してるから、買う可能性のある人が多いですよね#ブログ書け#ブログ仲間とつながりたい
広告主が、自社でヘルプページを作らずにアフィリエイト広告を出稿すると、こうしたサイトに根こそぎアクセスを取られます。
SEOに力を入れたいなら「自社の商標キーワードをヘルプページで完全網羅する」は必須で対応しましょう。
対処法2.
リスティング広告を出稿する


SEOで勝てない、今すぐに1位を取りたいなら、リスティング広告を出稿しましょう。リスティング広告とは、お金を支払うことで、狙ったキーワード絵検索結果の上位に表示する広告です。


リスティング広告は、出稿するだけなら無料です。広告がクリックされたときに費用がかかります。
有名どころだと以下の3つがあります。
| 広告の種類 | 特徴 |
|---|---|
| Google広告 | 国内で最もユーザー数が多い検索エンジン。シェア率90%ほど。ここに出しておけばまずはOK。 |
| Yahoo広告 | Google広告とほぼ同じような感覚で配信設定できる。余力があれば出しても良い。 |
| Microsoft(Bing)広告 | シェアが低いので、後回しで良い。Google、Yahooと検索結果が大きく異なるため、もし順位が低ければ出しても良い。 |
Googleでは順位が高いのに、Bingでは順位が低いこともよくあります。
そのため、GoogleはSEOで勝負、Bingはリスティング広告を出稿という形で、検索エンジンごとに使い分けるのもおすすめです。
なお、リスティング広告はデメリットもあるので注意しましょう。
- クリックの度に費用がかかる
- 設定次第では、意図しないキーワードで広告が表示されることがある
- 予算設定によってうまく広告が出ないこともある
- リスティング広告の広告枠内にも順位がある
- 入札戦略がいくつかあり、知見がないと適切に運用できない
リスティング広告の経験者がいない場合は、定期的にGoogleコンサルタントに無料で相談したり、広告代理店に運用代行を依頼しましょう
アフィリエイトサイトとSEOで競合を完全に防ぐのは無理
正直、アフィリエイトサイトと、SEOでの競合は完全には避けられません。
アフィリエイターに対して「○○のキーワードで記事を作るな」とは言えません。
制限を厳しくしすぎて、アフィリエイターが「扱いが難しい」と感じたら、広告を掲載してもらえなくなります。
そのため「ある程度はアフィリエイターとSEOで競合するのは仕方ない」と考えて、プラスの発想に転換して、協力関係として考えるようにしましょう。
「検索結果を自社の代わりに埋めてくれる」と考えよう


アフィリエイターが商品名などで記事を作ってくれると、検索結果の専有面積を増やせます。
例えば「いろはす」のキーワードで、以下の検索結果になるとしましょう。
| 順位 | サイト | 概要 |
|---|---|---|
| 1位 | 日本コカ・コーラ株式会社のサイトの製品ページ | 公式サイト |
| 2位 | 天然水比較サイトのページ | いろはすも比較対象として紹介されているが、実際はウォーターサーバーを推している |
| 3位 | 天然水比較サイトのページ | いろはすも比較対象として紹介されているが、実際はサントリー天然水を推している |
2位や3位のサイトはページ内に「いろはす」のキーワードこそ含まれていますが、いろはすを推すページではありません。そのため、いろはすのライバルに顧客が流れます。
ここに、アフィリエイターが「いろはす」のキーワードで商標サイトや専用記事を作ってくれれば、2位にランクインするでしょう(サイト名やページタイトル、H1にキーワード「いろはす」が含まれているため)。
すると1位が公式サイト、2位がアフィリエイトサイトとなり、検索結果上位の専有面積を増やせます。
自社では作りにくいキーワードの記事も作ってくれる


アフィリエイターは、公式サイトが作りにくい一般キーワードやロングテールワードでの記事も作ってくれます。
企業名やブランド名、商品名が含まれない一般的なキーワードです。
例えば「いろはす」に関係するキーワードは「ミネラルウォーター」「ペットボトル 水」「水 おすすめ」などがあります。
主に3つ以上の単語で構成されるキーワードです。検索ボリュームは小さいものの、検索意図が明確で購入や登録につながりやすい特徴があります。
例えばいろはすだと
・「いろはす 安く 買う」
・「いろはす 採水地 国内」
・「いろはす サントリー天然水 どっち」
などがロングテールキーワードです。
比較記事を作ってくれるのがアフィリエイト広告の強み
アフィリエイト広告の大きなメリットは「おすすめ」「ランキング」などの比較記事を作ってもらえることです。


サービス・商品を提供している側は、こうした「他者製品と比べる必要がある記事」を作りにくいでしょう。
そこで、アフィリエイターに「天然水 おすすめ」などのキーワードで記事を作ってもらい、記事内で「いろはす」を上位で紹介してもらえば、一般キーワード(ミネラルウォーター おすすめ等)で検索したユーザーにもいろはすを買ってもらえます。
アフィリエイターのサイトは、自社ではリーチしにくいユーザーを集めてくれるサポート役と考えると良いでしょう。



質問、ご意見、感想をどうぞ