アフィリエイト広告でも、赤字になることはあります。ここでは、アフィリエイト広告で赤字になる場合や、赤字を出さないための対策を解説します。
アフィリエイト広告は赤字になることもある

アフィリエイト広告で赤字が出る時は、主に以下の3つの理由があります。
それぞれ解説します。
初期費用・月額費用がかかるASPを使った場合
ASPに登録する場合、初期費用と月額費用がかかるのが一般的です。

まず、初期費用と月額費用を上回るだけの利益が出ていなければ、赤字となります。
| ASP | 初期費用 | 月額費用 |
|---|---|---|
| A8.net | 50,000円 | 50,000円(6ヶ月契約) 45,000円(12ヶ月契約) 40,000円(18ヶ月契約) |
| アクセストレード | 50,000円 | 40,000円 |
| バリューコマース | 50,000円 | 50,000円 |
| afb | 50,000円 | 40,000円 |
| AFRo | 50,000円 | 35,000円 |
実際には、初期費用と月額費用に加えて「成果報酬」や「成果手数料」もかかるため、もう少し利益額が必要です。
2ステップビジネスの場合

2ステップビジネスとは、いきなり商品を売らず、まず「無料サンプル」や「低価格のお試し商品」を提供し、顧客に満足感を与えてから本契約につなげる販売方法です。

2ステップビジネスは、最初は利益がでないので、アフィリエイト広告だと赤字になります。
以下のような商材を扱っている人が該当します。
| 商材 | 2ステップビジネスの例 |
|---|---|
| 化粧品 | 初回のみ大幅割引を設定し、気軽に試してもらったうえで定期購入を狙う |
| サプリメント | 初回のみ大幅割引を設定し、気軽に試してもらったうえで継続摂取を狙う |
| ジムへの入会 | まずは無料体験に来てもらって、月額数千円~数万円の有料会員になってもらう |
| 不動産の購入 | セミナーや無料相談に来てもらい、商談を経て数千万円規模の不動産を購入してもらう |
そのため、2ステップビジネスをする人は、赤字にならないような報酬設定が重要になります。
報酬の設定ミス

アフィリエイト広告は、計算を間違えて報酬額を設定すると赤字になります。
例えば、1件売れたら500円の利益が出る商品に対して、成果報酬を600円に設定したら、売れるたびに100円以上の赤字が出ます。
また、見落としがちなのが、ASPに支払う「成果手数料」です。
成果手数料は、アフィリエイターに支払う成果報酬の一定割合(30%ほど)を手数料としてASPに支払います。

成果手数料を忘れると赤字になることもあるので、報酬を設定するときは気をつけましょう。
例えば以下のように、利益が6,000円の商品で、成果報酬を5,000円に設定してしまうと、成果手数料の分で赤字になります。
| 商品の利益額 | 6,000円 |
|---|---|
| 成果報酬 | 5,000円 |
| 成果手数料(30%) | 1,500円 |
| 純利益 | -500円 |
アフィリエイト広告で赤字を出さないためにはどうする?
アフィリエイト広告で赤字を出さないためのポイントをまとめました。
それぞれ解説します。
初期費用・月額費用が無料のASPを使う

ASPの中には、初期費用・月額費用が無料のところもあります。それを使えば赤字になりにくいです。
無料のASPには、もしもアフィリエイトやレントラックスがあります。


無料のASPでは、成果が発生するときだけ費用がかかるため、報酬設定を間違えなければ赤字になる可能性は低いです。
無料のASPでも、質に問題はありません。
もしもアフィリエイトもレントラックスも15年以上運営している老舗のASPで、登録しているアフィリエイターも多いです。
A8.netなど、上場企業が運営しているASPと比べると流石に登録者数は少なめですが、それでも十分なアフィリエイターに紹介してもらえます。
シミュレーションをして余裕をもって報酬設定する

アフィリエイト広告の報酬を設定する際は、これまでの販売実績のデータを踏まえつつ、主に以下の点を見ながらシミュレーションしましょう。
- 商品1個当たりの利益額
- 1ヶ月あたりで追加で売れるようになると見込まれる個数
例えば、以下の条件でアフィリエイト広告を出稿するケースでの適切な成果報酬を試算します。
| ①初期費用 | 100,000円 |
|---|---|
| ②月額費用 | 50,000円 |
| ③商品1個が売れた時の利益額 | 2,000円 |
| ④1ヶ月で売れる個数(実績値) | 20個 |
| ⑤アフィリエイト広告によって1ヶ月で追加で売れるようになる個数(見込み値) | 40個 |
| ⑥成果手数料 | 30% |
この場合、現状の利益は月間40,000円(=2,000円×20個)です。
アフィリエイト広告を出稿した場合は、追加で40個売れると想定されるため、月間80,000円の利益額増加が見込まれます。
月額費用だけを考慮すると、30,000円の利益(=月間売上80,000円-月額費用50,000円)です。成果1件あたりの利益額は750円(=30,000円÷40個)となります。ここから、許容できる成果報酬を試算します。
| 成果報酬 | 成果手数料を加えた金額 | 成果1件あたりの利益 | 40個売ったときの月間利益(50,000円未満は赤字) |
|---|---|---|---|
| 750円 | 975円 | -225円 | 41,000円 |
| 700円 | 910円 | -160円 | 43,600円 |
| 600円 | 780円 | ー30円 | 48,800円 |
| 500円 | 650円 | 100円 | 55,400円 |
| 400円 | 520円 | 230円 | 59,200円 |
| 300円 | 390円 | 360円 | 64,400円 |
| 200円 | 260円 | 490円 | 69,600円 |
| 100円 | 130円 | 620円 | 74,800円 |
1件あたり500円以上の利益を出したいと仮定すると、成果報酬は200円未満にしなければならない、と分かります。
また、初期費用も考慮して、「何ヶ月後に黒字になるか」という視点も必要です。
例えば上記の例で成果報酬を300円に設定すると、7ヶ月目でようやく黒字に転じる試算となります。

| 経過期間 | 合計費用(初期費用+月額費用×経過期間) | 合計利益額 | 合計純損失額 |
|---|---|---|---|
| 1ヶ月 | 150,000円 | 64,400円 | 85,600円の損失 |
| 2ヶ月 | 200,000円 | 128,800円 | 71,200円の損失 |
| 3ヶ月 | 250,000円 | 193,600円 | 56,600円の損失 |
| 4ヶ月 | 300,000円 | 258,000円 | 42,000円の損失 |
| 5ヶ月 | 350,000円 | 322,800円 | 21,200円の損失 |
| 6ヶ月 | 400,000円 | 387,600円 | 12,400円の損失 |
| 7ヶ月 | 450,000円 | 452,400円 | 400円の利益 |
これまでの実績やこれらからの期待値を使ってシミュレーションすることで、最適な成果報酬が把握できるようになります。
報酬額を小さくする
アフィリエイト広告で赤字を出したくないなら、報酬額を小さくするのが最も簡単です。
ただし、成果報酬を下げると、アフィリエイターに扱ってもらえなくなります。
そのため、よく行われる手法が、最初は報酬額を低く設定しておき、利益が高いお客さんを送客してくれるアフィリエイターの報酬を引き上げる(特別単価を出す)ことです。
こうすることで、利益が低いアフィリエイターへの報酬は削りつつ、本当に利益の出るアフィリエイターに費用を投下できます。
ASPを使わずに自社でアフィリエイト提携できるようにする

ASPは使わずに、自社でアフィリエイターと提携して紹介してもらう方法もあります。
「アフィリエイトセンター」と呼ばれるサービスを使うと実現可能です。
アフィリエイトセンターは、初期費用や成果手数料がかからないため、ASPと比べると大きく費用を抑えられます。
| システム | 費用 | 成果報酬 | アフィリエイターの募集・対応 |
|---|---|---|---|
| ASP | 初期費用+月額費用 | 「アフィリエイターへの報酬」+「ASPへの手数料」 | ASPが対応 |
| アフィリエイトセンター | 月額費用のみ | アフィリエイターへの報酬のみ | 自社で対応 |
アフィリエイトセンターには、マイスピーやエキスパなどがあります。


ただ、アフィリエイターの募集や管理、報酬の支払い、問い合わせ対応などは自社で行う必要があります。
自社でアフィリエイトサービスを作れば支払う費用は抑えられますが、運用にかかる工数(人件費)は増えます。
人件費とのバランスも見ながら、利用するかどうか検討しましょう。





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