広告主向けに、アフィリエイト広告の報酬金額の目安や計算方法を解説します。
アフィリエイト報酬の設定目安は「売上の1~20%」
アフィリエイト報酬は、売上の1~20%が目安です。業種によって大きく異なります。
| 通販・サービス業 | 15~20% |
|---|---|
| 化粧品業 | 15~20% |
| 化粧品・健康食品会社 | 10% |
| 外食・関連サービス | 5% |
| 飲料業界 | 5% |
| 金融業界 | 1~5% |
| 不動産 | 4% |
| 教育 | 3% |
| 流通業 | 1~3% |
| 自動車業界 | 1~2% |
上記は、株式会社地域新聞社が運営するWebメディアが公開しているデータをもとにした表です。
一般的な広告費の比率ですが、アフィリエイト広告の目安にも応用できます。
例えば化粧品・健康食品会社のサービス(広告費の目安10%)なら、1人あたり10,000円の売上とすると、アフィリエイト報酬は1,000円ほどにするのが目安です。
アフィリエイト報酬の計算方法
アフィリエイト報酬の計算は、基本的に以下の計算式で考えます。
アフィリエイト報酬=売上金額×広告費の目安
ただし、商材の販売方法によって変わってきます。
- 単発販売の商品
- サブスク・定期購入の商品
- 2ステップビジネス(初回無料、無料相談、資料請求など)
それぞれ計算方法の例を紹介します。
1. 単発販売の商品
単発販売の商品は、シンプルに「売上金額×広告費の目安率」で計算します。コスメや飲食品、EC系全般などが対象です。
例:コスメで1件10,000円の商品の場合
売上(10,000円)×広告費の目安(10%)=1,000円
つまり、アフィリエイト報酬を1件あたり1,000円で設定するのが目安です。
2. サブスク・定期購入の商品
サブスクサービスや定期購入の商品は「LTV」を元にアフィリエイト報酬を計算します。
LTVとは、1人の顧客から生涯でいくら売り上げられるか、という指標です。
LTVとは「顧客生涯価値(Life Time Value)」の略称であり、ある顧客が自社の利用を開始してから終了するまでの期間に、自社がその顧客からどれだけの利益を得ることができるのかを表す指標です。
三井住友銀行
例えば月額2,000円のサブスクサービスで、平均加入期間が3年の場合、LTVは72,000円になります。
このLTVを広告費の目安率に掛けることで、報酬を設定します。
例:教育系サブスクサービスの場合
売上(72,000円)×広告費の目安(3%)=2,160円(報酬の目安)
新商品・サービスで、平均加入期間がわからない場合は、仮に「3ヶ月分の売上」で計算します。
これは、クレジットカードのチャージバック期限や、中小企業の資金繰り(キャッシュフロー)の安全圏がおおむね3か月であるためです。
3. 2ステップビジネス(初回無料、無料相談、資料請求など)
まずは無料で体験してもらい、本契約に持っていく2ステップビジネスでは、「引き上げ率」も考慮してアフィリエイト報酬を設定します。
例えば初回無料で100人が体験し、10人が本契約する場合の引き上げ率は10%(=10人÷100人)です。
引き上げ率を単発商品なら売上、サブスクサービスや定期販売商品ならLTVに掛けることで、報酬を計算できます。
例:初回無料、本契約でLTV30万円が期待できる商品の場合(保険、金融など)
・引き上げ率=20%
・1ステップ目を申し込む顧客1人当たりのLTV=30万円(LTV)×20%(引き上げ率)=6万円
1ステップ目を申し込む顧客1人当たりのLTV(60,000円)×広告費の目安(1~5%)=600円~3,000円(報酬の目安)
アフィリエイト報酬の設定金額は目的によって変わる
上記で紹介したアフィリエイト報酬は、あくまでも目安です。目安通りに設定しても、成果が出ないこともあります。
なぜなら、競合他社の存在があるためです。
アフィリエイト 専門家 室屋清隆同業種で他に高単価のアフィリエイト案件があれば、アフィリエイターは当然そちらを掲載したくなります。
報酬が低いとアフィリエイターは掲載しない
報酬は低く設定しすぎると、アフィリエイターはサイトに広告を掲載しません。
例えばコスメ品で、競合3社が以下のように単価を設定しているとします。
- 競合A:1,000円
- 競合B:700円
- 競合C:500円
この場合、できるなら競合Aを上回る1,000円以上の単価を設定すべきです。
最低でも、競合Cの500円以上にしましょう。
アフィリエイト広告は掲載順が非常に重要
アフィリエイトの比較記事では、掲載される順位が非常に重要です。
読者は1~3番目くらいまでは記事を読みますが、それ以降はグッと率が下がります。
当社のアフィリエイト記事でも、2位までは50%の人が読んでいましたが、3位からは30%台にまで下がりました。


競合よりも低い単価を設定すると、その分アフィリエイターにとっての優先度も下がるため、競合との報酬差を見ながら金額設定するのが重要です。
セオリーは「徐々に単価を上げる→有力なサイトに特別報酬」
アフィリエイト広告の効果を最大化するためのセオリーは「有力なサイトに特別報酬(特別単価・特単とも呼ばれます)を出す」ことです。
貢献度の高いアフィリエイターには、他のアフィリエイターよりも高い単価を提示して「比較記事での紹介順位を上げてもらう」「個別の紹介記事を作ってもらう」などの交渉をしましょう。


獲得件数を増やすには、掲載効果の高い有力メディアに対して特別報酬を設定し、獲得数を増やすことで報酬の引き上げ以上に成果獲得に繋がることが期待できます。
引用元:A8.net
最初から高額報酬だと、デメリットもあります。
- スパムのようなアフィリエイトサイトが、ルールを無視してやりたい放題で紹介する
- 登録されても売上につながらない、薄い顧客を集めてしまう
そのため、最初は目安金額よりも低めに報酬を設定しておき、有力なサイトが現れたら特単を出せば低いリスクでアフィリエイト広告を出せます。
攻めるなら最初から高報酬もアリ
競合を出し抜く高単価を設定して、業界のトップを狙う戦略もあります。
特に、サブスクサービスや定期購入の商品などは、顧客リストを集めるためと割り切ってアフィリエイト広告を出すのもひとつの手です。
アフィリエイト広告は、新規顧客の獲得時だけに報酬を支払うのもOKです。むしろ、それが一般的です。
既存顧客のリピート購入は報酬対象外にできるので、新規の顧客開拓に有効です。



「アフィリエイト広告=リスト取り」と捉えて、新規顧客の購入・登録は利益ゼロで運用する広告主もいます。



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